ピロリ菌検査
ヘリコバクター・ピロリ菌は胃の中に棲息する細菌で、胃・十二指腸潰瘍や胃がんの主要な原因として確立されています。 当院では胃カメラと組み合わせた精度の高いピロリ菌検査を実施し、必要な方には除菌治療まで一貫して対応しています。
ピロリ菌や感染胃炎の病態・症状・合併症については ピロリ菌感染胃炎の解説はこちら
検査の種類
ピロリ菌がいるかどうかを調べる方法には、健康保険適応のものとして以下があります:
ピロリ菌検査の健康保険適応
ピロリ菌検査は健康保険を使って受けられます(「保険適応」)が、主な対象疾患は次のとおりです:
- 胃・十二指腸潰瘍
- 慢性胃炎(直近に内視鏡検査を受けて診断された方に限ります)
- 胃MALTリンパ腫
- 特発性血小板減少性紫斑病(ITP)
- 早期胃がんの内視鏡治療後
これらに該当しない方でも検査を受けていただくことは可能ですが、全額自己負担となります。
除菌治療の流れ
検査でピロリ菌陽性と判定された方には除菌治療(胃酸を抑える薬+抗生物質2種類を7日間内服)を行い、約1ヶ月後の判定検査で結果を確認します。 治療の詳細・成功率・副作用については ピロリ菌感染胃炎の解説 をご覧ください。
よくあるご質問
ピロリ菌検査は健康保険が使えますか?
胃・十二指腸潰瘍、内視鏡検査で診断された慢性胃炎、胃MALTリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病(ITP)、早期胃がん内視鏡治療後などは健康保険が適応されます。これらに該当しない方は全額自己負担となります。
どのような検査方法を行っていますか?
当院では精度の高い「尿素呼気試験」を中心に実施しています。検査薬を内服し約30分後の呼気を採取して判定するため、痛みや傷を伴いません。その他、状況に応じて「便中抗原検査」や「血中抗体検査」も行っています。
検査結果はいつわかりますか?
尿素呼気試験・便中抗原検査ともに、結果が出るまで約7日間かかります。
なぜ胃カメラを受ける必要があるのですか?
健康保険でピロリ菌検査・除菌治療を受けるには、胃カメラで慢性胃炎または胃・十二指腸潰瘍と診断されていることが条件です。胃カメラを受けずに人間ドック等の抗体検査だけで判定する方法は保険適応外となります。
陰性だった場合はもう検査は不要ですか?
現在感染していないと判定された場合でも、過去の感染歴により胃の粘膜萎縮が進んでいることがあります。胃カメラによる定期的なフォローをおすすめします。